|

「葡萄といのち」
Art and “Mingei” circulate through “orbe”.
Let us celebrate unrecognizable lifes.

葡萄が秘める
 感動を君に。

岡山県と広島県の県境にある山奥の集落で、
ピオーネと安芸クイーンを育てています。
循環する水や、生と死が織りなす瞬きが、
この一房であり、その美味しさそのものです。
遥かに広がる悦びと感動に手触りを。

Pione

ピオーネ

種の無い漆黒の葡萄。
山の寒暖差で凝縮された、
深く 豊かな コク あまみ 酸味

自然の循環の複雑さを複雑なままに
味わえる。それが、ピオーネ。

厳選した一房をお届けします。

Aki Queen

安芸クイーン

栽培が難しく、
粒が割れてしまったり、
色が赤くならなかったり、今では

 多くの人が栽培を辞めてしまい、
   とても貴重な葡萄に。

      爽やかな甘みと、
       昔ながらの葡萄の食べやすさ、

        貴重な安芸クイーンを是非一度。

Pione Ⅰ 

Aki Queen

安芸クイーン

種の無い朱色の葡萄。
爽やかな味わいに飽きることのない甘さ。
栽培が難しく、なかなか手に入りにくい貴重な葡萄です。

Aki Queen Ⅰ

Story


『いつきと葡萄』
記録

僕は葡萄を通じて何を見て、何を感じて、
何と向き合い、何と出会ってきたのだろうか
記録として自分の言葉でここに記しておこうと思う。

巡り会ふということ

 いくつもの出会いが巡っていることを、ぶどうは僕に、伝え、感じさせてくれる。

 ぶどう栽培を始めるきっかけは、とある少年のような人が、大きな夢に誘ってくれたことだった。その直後、近くの農夫婦が、何十年と大事に育ててきた葡萄畑を僕に貸してくれた。

 灯台の光に導かれるように、気がつくと僕は、ぶどうの粒を間引いていた。

 あまりにも大きな循環の中の小さな小さなこの一瞬を生きている僕は、このぶどうの樹や、たくさんの草・虫・鳥と何も大差ない気がしてくる。

 水は環る。いのちは続く。生死は環る。

 作業をして手触りを持ち、きっと、また僕はあなたに巡り会う瞬きを探している。

物化するぶどう

 ぶどうの粒を間引いていると、時折ゾーンのような状態に入ることがある。

 形の美を意識する「アートとしての葡萄」、作業をし続けると見えてくる「民藝性のある葡萄」、その循環の中で、意識は物化し、気がつくと僕はいのちに触れている。

 今年はharuka nakamura の音楽と共に、「一」と「全」の広野をよく浮遊した。言語では表せられない認識不可能な悦びの圧倒的な豊かさを感覚的に反芻した。

 ぶどうは大きな背中で僕らに伝える。「大丈夫だ。もっとそのもっと遥か永遠に、この瞬きに、そこに広がる世界を感じよう。」と。

Gallery


『物化する葡萄』
写真展

葡萄の作業は物化を齎す。
全を直覚し、いのちはゆらゆらと、
半透明な霊性を宿し、ゆく煌めき灯し合う。

Thanks to Hideo Nitta for providing some photos. 

itsuki minami

住所:岡山県高梁市川上町地頭

TEL:〇八〇七九四九一〇〇三

©️itsuki minami