#4 『ご飯を食べる』

#4 『ご飯を食べる』
 私は中学生の時にハナコさんと同じクラスになった。たいして親交が深かったわけでもないが、私は彼女とたわいもない会話をするのが好きであった。ハナコさんの黒くて白くて赤い世界観はその後の私に大きな影響を与えることになった。そんな彼女の今を描いてもらえることになった。毎週金曜日はハナコさんの連載です。—— 南 大樹


#4 『ご飯を食べる』

 突然ですが、皆さんの趣味はなんですか?

 趣味って不思議で、中学生ぐらいの読書好きな女の子と言われるとおさげで眼鏡をかけた子を想像する方が多いのではないでしょうか。そんなこともないのかな。
 趣味で見た目へのイメージが付くなんて、不思議なものですよね。

 そんな私は趣味がないことがずっと悩みでした。スポーツは、観るのも行うのもあまり楽しめず、音楽は聴くのは好きだけれど何か演奏できるわけでもありません。映画が特別好きとか、そういうのもありません。

 けれど、私は食が趣味かもしれないと最近思い始めました。ご飯を食べることってみんながすることで、そんなものは趣味になり得ないと思っていたのですが、それは私の思い込みだったかもしれない、と、思い始めました。
 具体的に言うと、食べることも好きだし、作ることも好きです。高級なご飯を食べたいとか食材を使いたいとかそういう気持ちは全くなくって、ただ、ご飯のことを考えてる時間が楽しい!
 写真を見るだけでも味を想像したり、盛り付けやお皿選びが見られて楽しいです。

 私はお酒も好きなので、ペアリングも気になります。残念ながらまだ難しくってあんまりわからないけれど。。。

 よく考えたら、衣食住、衣と住は割と趣味としてメジャーなもので、当然食も趣味として扱われるべき存在だったなって、最近やっと気づけました。それと同時に、食べることって人に元気を与えるし、思い出を与えるし、栄養も与えるし、満足も与えるし、眠気も与えたりします。生きるのに必要なことだけれど、突き詰めればどこまでも世界が広い、不思議なものだな〜と思います。

 大好きな食について語るのも幸せですね。

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『世界からあなたが消えたなら』

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