#2 『暑すぎる』

#2 『暑すぎる』
 私は中学生の時にハナコさんと同じクラスになった。たいして親交が深かったわけでもないが、私は彼女とたわいもない会話をするのが好きであった。ハナコさんの黒くて白くて赤い世界観はその後の私に大きな影響を与えることになった。そんな彼女の今を描いてもらえることになった。毎週金曜日はハナコさんの連載です。—— 南 大樹


#2 『暑すぎる』


 外が暑すぎて辛いです。
東京はまだ梅雨入りしていないそうです。正気の沙汰ではありません。

 とはいえもう6月。紫陽花は満開です。街路樹として紫陽花が植わっている道をよく歩くのですが、心なしか紫陽花も自信なさげに見えてきます。少し肌寒くしとしとと雨の降る、多くの人が嫌いな時期にドヤ顔をしてこそ紫陽花なのかなと思ったりします。何を言ってるんですかね私は。

 みなさん自分の語彙力に自信はありますか?私はありません。こういうのを書いてると自分の語彙力のなさを感じるので、今日は語彙力の話です。

 

 世の中的に語彙力はあればあるだけ偉いみたいです。知識をたくさん持ってるからすごいってことですよね、多分。

 でも、私は言いたいことをぴったり表す言葉が見つからなくて、頑張って頑張って説明するのが可愛くて、素敵だなって思います。

 と、ここまで書いてやっぱり、自分の気持ちをぴったり表す言葉を持ってる人も素敵だなって思っちゃった。

 

 今日は友達と一緒に、怒れる相手の家にあるシャツのボタンを全部一つずつずらしました。あと、ふたつでひとつにしてあった靴下を全部バラバラにしておきました。ちょっとは気が晴れた気もする!これからも可愛い悪戯で制裁を下していきたいです。

連載
『世界からあなたが消えたなら』

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