議論のコツ「ミクロ」「マクロ」

議論のコツ「ミクロ」「マクロ」

スケール観を合わせよう

突然ですが、二つ質問です。

あなたはよく今何について話していたのか分からなくなったり、喋っていたらいつの間にか不毛な議論になってしまっていたりすることがありませんか?

誰かに「みんなはこうだよ。」って言うと、「え?みんな?ほんとにみんな?」みたいなことを聞き返された経験はありませんか?

僕は数えきれないほどあります。「いや、そりゃ100%じゃないよ?あくまで傾向の話だけどさ…。」みたいに返答しますが、正直そういうやりとりを毎度毎度しなきゃいけないのは気持ちが良くはない。

今日は人と話す時の心がけについてお話します。僕は超これを伝えたいです。めっちゃ大事です。普通のことに感じるかもだけど、マジで大事。

「マクロ」と「ミクロ」、視点の違いについてです。

僕たちは、「傾向」を話すときに断定系を使ってしまうことが頻繁にあります。

例えば、

「最近の若者は、根気がないよなあ」とか(各世代のボヤキ系)、

「大阪の人ってみんなツッコミうまいよね」とか(地域総まとめ系)、

「中国人ってほんとに声でかいよね」とか(国民総まとめ系)、

「高校球児ってファンモン好きだよね」とか(専門総まとめ系)、

「公務員になる人ってお固いよね」とか(職業一緒くた系)、

「人間て愚かだよね」とか(もはやよく分からない系)、

とかとかとか…。

これはね、あくまで「傾向」を言いたいだけなんですよね。つまりこういうのは「マクロの話」です。物事を大きく見た時の話ですね。

一方、

「〇〇さんは頭がいいよね」とか(個人の話系)、

「今日は晴れだね」とか(特定の話系)、

とかとかとか…。

これはね、あくまで特定の何かについて言っているだけですよね。つまりこういうのは「ミクロの話」です。物事を細かく見た時の話ですね。

「マクロの話」をしてるときに、わざわざ毎回のように、「え?みんなじゃなくね?」とか、「人によるでしょ」とか言っちゃう人がいるんですが、相手がほんとに偏見まみれの人間ならまだしも、しっかり建設的議論をできる人ならば、それが「傾向」の話だと理解したうえで話をしていることがほとんどです。なので、わざわざ、「え?みんながみんなそうじゃなくね?」とか言う意味はないわけです。議論が滞るのでやめた方がいいと思います。

「ミクロの話」をしてるときに、「だから若者はこうなんだ!」とか、突然一緒くたにし始める人がいますが、その人は特定の人の話をしてるわけで、わざわざ大きな括りでまとめ始めなくてもよいことが多いです。これも話が滞ることがあります。違う方向に話がそれてしまうことも少なくありません。

大切なのは、今、「ミクロの話」をしているのか、「マクロの話」をしているのかを、お互いが分かり合っていることです。これをちゃんと識別する必要があります。お喋りをしている時、多くの人が、これをごっちゃごちゃにしてしまっていると思います。そういう人の特徴は、「偏見でしょ!」とよく言います。確かに偏見の時もありますが、だいたいは「マクロ(傾向)の話」をしているだけです。別にいいのですが、建設的な議論をしていく一つのコツとしては、自分も相手も、今「ミクロの話」をしているのか「マクロの話」をしているのかを区別していることが大切です。

また、

「幸福ってなんだろう」とか(概念議論系)、

「結婚はするべきなんだろうか」とか(社会問題議論系)、

「なんで生きるんだろうか」とか(なぞ系)

いわゆる答えがない系ですね。こういう話をする時は、特に「マクロの話」と「ミクロの話」を分けて、両方議論することが大事です。個人の意見と、世界や社会全体を見渡した時の意見の両方を見る視野がいります。両方とも考えることができるようになると、何を話していたのか分からなくなったり、議論がいつのまにか不毛になっていたりすることが減ると思います。一方だけしか考えることができない人、これが「偏見まみれの人間」です。

コツとしては、話し始める前に、「これはマクロの話なんだけどさ、…」とか、「これはミクロの話なんだけどさ、…」という感じで前置きをするといいと思います。

「マクロの話」と「ミクロの話」をしっかり区別すること。「ミクロ」「マクロ」両方の視点で考えること。これをちょっと頭に入れて、気を付けてみてください。より議論やお喋りが面白くなると思います!

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