大学はオワコンなのか

大学はオワコンなのか

大学に「テスト」は必要ない

(注:今回の話は主に資格取得を目指さない文系学部についての話です)

まず、大学に行っている方に、質問をします。

大学に「テスト」がありますよね。

卒業するためには、決められた単位を取らなければいけませんから、テストをサボれませんね。

では、質問です。

大学で、「テスト」って必要ですか?何のためにあるんですか?

これは、はっきり言って、基本的には「いりません。」たぶん。

勿論分野と、授業内容によって、必要であるケースもあります。例えば、医学部。それから、大学を出ないと国家試験等の資格試験にチャレンジできなくて、目指す職業につけないという場合ですね。これはもちろん、「テスト」が必要です。

ただ、他の学部において、「テスト」は必要ありません。

別にレポートでいいのです。最悪、そういったものは、要らないのです。

「それをしないと、勉強しない人がいる。そういう人も卒業できるなんて不公平だ。」という人は、自分の力を信じなさいよ。何を言ってるんですか。その後の人生で、あなたが一生懸命勉強してきたものが、何かの役に立つはずですよ。勉強しなかった人には、そのチャンスがないだけです。

なに?就職の時?同じ大学を卒業したからと言って、勉強してきてない奴と同じ評価を受けるのは我慢ならない?じゃあ、そんな大学の名前だけで人を評価する会社には入らなきゃいいじゃないですか。

勿論、大学が邪魔になる原因は、「テスト」です。大学には、専門分野を研究し、専門知識を学ぶために行きましたし、講義は、教えてほしいことを教えてくれるし、その中で、「学び」や「発見」はたくさんあります。それだけで、とっても有意義であり、僕が大学に行く意味は満たされます。そこで教えてもらった知識を覚えようと、覚えまいと、僕の勝手なわけです。

だがしかし!

「テスト」のせいで、「覚えなきゃいけない」わけです。

なんでなんですか?

つまらんと思ったら、講義に行かなきゃいいし、学びたいと思ったら、講義を聞きに行けばいいわけです。そしたら、つまらん講義には人が来ないわけだから、教授の評価もしやすいですし、教授も必死で授業を組み立てるでしょうよ。テストだって、やりたい人だけがやればいいんですよ。テストやらないと、単位くれないとか、時代遅れにもほどがあるわ。

講義に行って、ちゃんと聞いたら、単位をあげればいいんですよ。それで、四年在学して、大学に行った意味をちゃんと見つけてくれたかを評価して、卒業させてあげればいいわけですよ。「必要単位数」なんて「いらない」わけですよ。

この「テスト」や「単位」という「えさ」のせいで、大学には「学びたい」とたいして思っていない人がとりあえず行くわけです。今の大学は、そういった生徒をどれだけ集められるかのビジネスをしていますし、政府もそれを促しています。

「テスト」をすることによって、成績をつけやすくします。そして、「単位」をあげることによって、大学に来させるための「えさ」をつくるわけです。そして、「卒業までに取らなければいけない単位数」というのを決めることによって、「大学の評価」と「卒業生の能力の均等化」また、「大学の威信」をつくっているわけです。「えさ」で悩める若者を取り込むビジネスです。特に私立はね。

大学でどんなことを学び、どれだけの「本質的学び」を得たかなんてのを、評価しないのです。つまり、たいして、「本質的学び」をしていない人でも「単位」を取れば卒業できるわけです。

まさに、大学の「学びの場」としての無意味化です。

遊びたい人は遊べませんし、どっかに行きたい人はいけませんし、お金を稼ぎたい人も時間が限られてしまいますし、「テスト」のせいで、やりたいことができず、とんでもない時間を取られてしまいます。邪魔です。時間の無駄です。

大学に行く意味

しかし、大学には、意味があります。簡単に四つに分けます。

一つ目は、コミュニティとしての意味です。同じ考えの人や、同じ分野に興味がある人、また同じように悩みを持っている人と、出会えます。人脈を作れますし、そこは大きな利点です。僕は正直今はほぼこのためだけに大学に行っています。しかし、これも、はっきり言って、半々です。人脈を作ったりしたいなら、自分でコミュニティをつくっちゃえばいいわけだし、コミュニティを探して、入りに行けばいいわけだから、確かに「簡単にどこかに所属できる」「確実に人とつながれる」というメリットはあるけれど、一概に、これは、大学に行く意味にはなりえないと思います。

二つ目は、大学時代は何かに打ち込んだり、青春を味わったり、最後の学園生活を感じることができる場です。若者が、社会に出る前に、一度立ち止まって、自分自身と向き合い、その後の進路を悩む余裕を与えてくれる場でもあります。

三つめは、「大卒」というよくわからない称号や、大学のネームバリューなんかをゲットできるということです。就職も、このよくわからんところを評価して、有利になることは今後もまだ続いていくでしょう。

四つ目は、「大学院」という研究の場に進むための過程を踏めるということです。

ただ、皆さんが思っている「学びの場」としての意味はほぼ、ありません。

今の僕らの親世代は言います。

「大学は一応出ときなさい。」

これ、はっきり言って、

時代遅れです。

私たちの親世代の時とは、時代は大きく変わっています。

インターネットで調べれば、簡単に専門分野に精通した人は調べられますし、学びたいことに関する教材も簡単に手に入ります。自分で勉強したかったら、いくらでも、できてしまう時代になったんです。これは間違いないです。つまり、本当に学びたいことがある人は、大学なんて行かずとも、学べてしまうのです。

大学に行くには、4年間で、200~1000万くらいのお金をかけなければいけません。はっきり言って、コスパが悪い。

そして、今は、学びたいことを、ピンポイントで選んで学べます。大学では興味のないことも学ばなきゃいけないし、「テスト」にいっぱい時間を取られてしまいます。つまり、タイパ(タイムパフォーマンス)も悪い。

今や、大学は、本来の目的であったはずの、「学びの場」としての意味は、ほとんどなくなってしまい、残念ながら、わざわざ学びに行く利点もほぼ無くなってしまったのです。

これに気付き始めている人たちが、世の中には増えてきています。そして、そういう人たちが、今後の時代を作っていくのは、間違いありません。

大学はオワコンです。

ただ、上の四つの利点が、大学には今後もあり続けるので、まだ、急速に社会構造は変化していかないでしょう。

しかし、徐々に変わっていくのは、間違いないと、僕は予想しています。数年後か数十年後です。多分結構早いです。そして、その後の時代においては、「大卒」だからという理由で、評価をされることも、少なくなってくるでしょう。

今後、「大学」の後を担うもの

そして、今後、大学にとって代わるものとは、一体何なんでしょうか。

これは、超ビジネスチャンスです。

今、「学び」の場として、大学が意味をなさなくなってしまった時代で、人々が求める、「学ぶ」ために欲しいものは、何か。

それはまず、環境ですよね。どんなことでも、自由に学んでいい、そんな場所が必要とされるでしょう。

次に、やはり、特権です。調べても出てこないような貴重な学びを得られる環境も、必要です。

さらには、これを学びたいと思った時の、講義や、教材を、的確に提供するシステムです。大学院へ進める権利を得られるのも必須でしょう。

これらを備えた場が新たにできれば需要は伸びるでしょうし、あるいは、大学がこれに気付いて、変わっていくかもしれません。

また、そのような場の存在感が増してくると、「同じような方向性に興味がある人」や、「何もやりたいことが無くて悩みたい人」向けの、様々な体験ができる場、のようなものも、確実にできてくると思います。

そういった場が、「大学」と名乗るか、また別の言葉を名乗るかは分かりませんが、時代は間違いなく変わっていくでしょう。

こういった、新しい形のものが、今後増えて来ると予想しますし、そういった場を支持する者たちが、日本を動かし始めたら、もちろんそういった場にいた人たちの評価が上がるわけで、そうなるとそういった場の需要も高まるでしょう。

大学はオワコン

それでは、分かりやすくまとめます。

大学がオワコンである理由(資格関係ない文系)

・しょうもない「単位」や「テスト」を続けているから。

・「テスト」と「しょうもない単位制度」が時間の無駄で、活動の邪魔で、人生の邪魔だから。

・情報化社会が進み、学びたいことがあるなら、超安価で容易に自ら、学ぶことが可能になったから。

・コスパが悪い

・タイパ(タイムパフォーマンス)が悪い

大学に行くか迷っている人に伝えたいこと

・資格の関係ない文系学部は、「学ぶ」ために行くなら、行かないほうがいい。

・人間を育てる教育機関ではないことを覚えておく。

・大学の講義の多くは、一般の人でもバンバン入れます。(これは問題)

・なんとなく将来が分からないから、的な考えなら行けばいい。

・「人脈」や「繋がり」などの、「コミュニティとしての有意性」については、半々でどちらともいえない。

・その後の大学院への進学なども含めて考えたほうがいい。

今、大学生で、大学が邪魔で自分のやりたいことができない、と言う人に伝えたいこと

・大学で出会った人とのつながりを保ちたいなら、頑張って、大学に行こう。

・本気で何かを変えたいなら、今すぐやめよう。今後間違いなく、大学がオワコンになる時代が来る。

・研究分野へ進みたいなら我慢しよう。

大人に伝えたいこと

・大学はオワコンであるということに、早く気付いておいたほうがいい。


10兆円ファンドの話

先日、とうとう日本にも10兆円ファンドが誕生しました。これは本当に凄いことで、今後もっと博士等研究者へ資金が回っていくことになると考えられ、日本発のイノベーションも少なからず面白くなってくると思います。色々と課題もありますが、今後日本でも最前線で未来を切り開いていくことをして行きたい人は、大学のみならず院への進学も考えて懸命に頑張って行けばチャンスも膨らんでいくのではないでしょうか。(主に理系の話です。)

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